概要
ブラッドリーさんが新しいルールを検討されていたので、真似るばかりではなく、自分なりにも検討してみました。
trifectaは相場の転換を狙うトレードですので、当たり前ですが、ダイバージェンスが発生しても相場が転換しない場合はノートレードあるいは、負けトレードとなります。逆にいえば、ダイバージェンスの騙し回避さえしっかりできれば、大変有効な手法だと思います。(どんな手法を用いてもそれが難しいのでしょうけど)
前回のバックテストでCOMB手法ルールの一部摘要をテストしましたが、今回は更にエントリルールに上位時間足のRSIを加味し、ダイバージェンスの騙し回避が可能であるか、テストしてみました。
結果としては、十分効果は認められるのですが、強いトレンド時の戻りを狙うトレードを仕掛ける場合は、ちょっと注意が必要で、場合によってはロスカットされてしまいます。
テストではTPを当たっていない日足pivotの半分とせず、それより近い、当日の(作成中の)日足pivotなどより近いところを狙いました。(それでも2回ほど失敗しましたが)
また、テスト中に思い立ったように実行してしまい、テスト内容が若干異なってしまったのですが、ダイバージェンスがたくさん出ても上位足のRSIが高い場合はほぼ、トレンドが継続するため、だったら、順張りしてみようか?ってのりで、2回ほど順張りを入れてしまいました。(うまい具合に成功しました)

バックテスト用ジャーナル
テスト日 20150108
1.仮説
エントリー条件に各上位時間足のRSI及び日足でのトレンドの方向を注意することによって、だまし回避が行えることを確認する。
2.テストプラン
通貨ペア GDBJPY
時間足 15,60,240,1day
トレードシステム トライフェクター手法
エントリールール MP,KD,RT出現後のTLBによる逆張り、および逆張りトレンド後のKD,RT出現後のTLBによる順張りの組合せ
リスク管理ルール 1つのポジションの最大リスクは資金の1%以下とする。オープンポジションすべてのリスク合計を5%以下に抑える。
エグジットルール ストップロスまたは利益ターゲットでトレードをクローズする。
3.バックテストの観察記録
a..当初の仮説の裏付けになるような、または仮説を無効とするような特別な現象が確認できたか?自分が立てた仮説は正しかったか、それとも間違っていたか?
トレンド継続の際の騙し回避が行われ、勝率が大変良い。
b.当初立てた仮説からは予測しなかったような、興味深く重要な現象が確認できたか?
DVが発生しないまたは、発生してもRSIが高い場合、トレンドは継続すると考えられ、順張りでのトレードが可能である。
4.バックテスト結果
トレード総数 27
勝ちトレード数 25
負けトレード数 2
勝率 (%) 92.59%
テスト前の口座資金 10000
テスト後の口座資金 10725
資金増加率 (%) 7.25%
ドリーダウン($) -76
ドローダウン(%) -0.76%
損益比 0.46
テスト日数(day) 1688
収益(pips) 674
月収益予想(pips) 8
5.バックテスト結果の分析
a.仮説をもとにしたバックテストの結果、パフォーマンスは向上したか?もしそうでなかったら、その理由は何か?
騙し回避が的確に行えるが、一部利益が出るトレードがノートレードとなるため、順張りトレードを一切しないと利益性は低下する
b.仮説によってトレードごとのリスクは増加したか?、それとも減少したか?もし増加したなら、その理由は何か?
減少した
c.バックテストの中で一番良い結果だったトレードはどれか?何が成功の要因だったか?
特になし
d.バックテストの中で一番悪い結果だったトレードはどれか?何が失敗の要因だったか?
トレンド転換と予想したものの、トレンドが継続しロスカットとなった。
e.当初の仮説を有効とするためには、さらにバックテストを続けることが必要か?もしそうなら、引き続きどのようなテストをする必要があるか?
6.新しい仮説
なし

WS000064

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