前回のローソク足だけでも現在の値動きがブル派、ベア派どちらが優勢なのか判断できますが、インジケータを追加することによってさらに細かい分析ができるようになります。
補足)ブルとベア
”ブル”とはうしさんのこと。角で突き上げて攻撃することより買い側の圧力を示します。
”ベア”とはくまさんのこと。爪を振り下ろして攻撃することより売り側の圧力を示します。
インジケータは大まかにですが、”モメンタム”、”トレンド”、”出来高”、”買われすぎ売られすぎ”に分類することができます。
インジケータは単品でもいろいろな情報を示してくれるものもありますが、複数組み合わせることによって判断の正確度を上げることも可能です。
注意しなくてはいけないのは同じ種類に分類されるインジケータを複数表示してしまうことです。その場合値動きの状態によっては相反する結果となることもあり、正確な相場判断ができなくなってしまいます。
有名どころのインジケータとしては以下のようなものがあります。
SMA,EMA,BOLLIN,MACD,MFI,…….
簡単に紹介していますが、それぞれのインジケータについて専門書があるくらい奥深いです。私自身は上記で紹介したインジケータについてそれなりに勉強しました。勉強した順番はまちまちですが、単品について学んだあとに、複数での利用を検討していくとそれぞれに関連性があることがわかってきます。また、インジケータによっては得手不得手があります。レンジ相場に強いもの。トレンド時に強いもの。いろいろあります。手法によっては相場状況によっては使い分けて利用することもあります。
チャート上にいっぱいインジケータを表示するのも勉強中には関連性が見られたりしてよいのですが、実際のプランニングを行う場合はシンプルなほうが作業しやすいです。それぞれのインジケータの意味、関連性を理解したうえでシンプルなチャート表示にすることでたとえ表示していなくても同等な分析ができるようになります。
どんなインジケータを採用するにしても、運用者自信がそのインジケータに対してスペシャリストになれば大変有効なツールになることは間違いないと思います。皆様も自分の専門インジケータを見つけてはいかがでしょうか。
参考までに
私はボリンジャーバンドがお気に入りで、これをメインにSMA,EMA,MACD,MFIとの関連性を勉強していきました。まだまだスペシャリストの域には達していませんが、現状のチャートではボリンをメインとした手法を検討中です。
参考チャートではボリン、ヨーロッパエリアSTART、需要と供給エリアを表示しています。(実際の手法については別ページに公開する予定です。)
最後に
前回お話したローソク足もそうですがインジケータについてもその使い方を徹底的に体に覚えこませる必要があります。専門書ではそのインジケータを用いたプランニングについても説明されていると思いますので、そちらを参考に自分でバックテストをすることが大事です。同じインジケータを用いても運用する人によってプランニングは変ってきます。個々の性格やそのときの気持ちで同じシグナルが出ても感じ方が違うためです。以降何度も繰り返すことになりますが、新しいことに取り組んだ場合は必ずバックテストをすべきです。
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