ローソク足はその期間の値動きについて示してくれます。
ひとつのローソク足でも単時間足での値動きを想像することができます。
簡単な例ですが数種類あげておきます。

  • 長い足(パワーバー)
    実体が長く相場に勢いがあることを示します。
    短時間足にしてみると、一方方向へのローソク足が連続しているはずです。
    トレンド中にできることが多く、この足が多い場合はトレードに自信を持てます。
  • 毛の生えた足
    この足はいったん高値(安値)まで値動きがあり、その後逆行したことを示します。
    短時間足にしてみるとアーチが見られるはずです。
    毛の長さも重要で、この足のできる位置によっては重要な足となります。
  • 短い足
    期間内での値動きが少ないことをしめしていますが、読み方はひとつではないです。
    基本的にはボラリティーが少なく、相場に勢いがないときに多く出る足ですが、売り買いがたくさんあったとしても攻防が激しければ値段は動かないので、短い足が出来上がります。
    この場合は重要な足となります。攻防はいずれ決着するためです。

ローソク足の基本についてはどこでも調べられますので省略しますが、チャートのどの部分で上記のような足が出ているかが重要となります。
たとえば、トレンド中にパワーバーが続いていたのに短い足が増えてくればトレンドが弱まったと見ることができます。その後、ちゃぶついてトレンドが続けばまたパワーバーが出てきます。トレンドの終わりでは短い足がでてきたり、毛の長い足が出てきたりします。毛のついた足は上記説明の通り短時間足ではアーチを形成しています。要はトレンドに対し反対方向へ動き出しているということです。

以上のようにローソク足だけでもトレンド中なのか、そろそろ終わりそうなのか等、チャートを読み取ることができます。
ただ、そのローソク足が示しているものが重要なのかどうかを判断することはローソク足だけではできません。判断をあやまると損失につながります。
そのため、以降でおはなしするスキルを併用してローソク足の意味をしっかりと確認する必要があります。
ただ、チャート読解の上でローソク足についてしっかり理解することは必須です。他の事を学ぶ前にしっかりと身に着けておくべきだと思います。
無意識で短時間足にした場合のローソク足のイメージができるくらい繰り返し体に覚えさせるべきだと思います。

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